2010年01月01日

海辺

091231-115659.jpg年の変わり目は起きて過ごそうと思っていたが

飲み疲れた体には少々酷だったようだ

気がつくとコタツで新しい朝を迎えていた

母をつれ  朝の買い物に車を走らせる

さほど遠くない場所にある 昔よく通った海岸線

整備がいきとどいた今でも  海と空の青さは学生時代あの頃のままだ

海辺へと吹きおろす山からの強い陸風に  コオトの襟を立てた

多感だったあの頃  この海辺で何度も読み返した小説があったのを思い出した

恋人たちの時刻

確か医者でもある作家が学生時代に書いた本だっただろうか

漁師街で育ち歯科助手として働く『のりこ』は 

言い寄ってくる北大の男子医学生に付き合う条件として

幼なじみで現在連絡の取れない『まり子』を探すことを依頼する

『まり子』のあしどりを追っていくうち

男子学生は彼女のあまりにも奔放な生き方を知ることになり

そのことを『のりこ』に伝えるべきか葛藤する  

もうすこしで居場所が分かろうという時『のりこ』は探すのを止めてほしいと

急に言い出す...これ以上探すのならもう逢わないとも....なぜ?...

衝撃的な結末に呆然としたのを覚えている

小説の中に出てくる海辺の描写を 当時この海岸にダブらせ

『まり子』がふと現れるのではないだろうか.............そんな感覚に陥ったことも

あれから20年近くが過ぎようとしている

実際生きていると小説のように常に綺麗な結末があるわけではない

結末さえみえないこともあるだろう

『事実は小説よりも奇なり..................』

当時の俺がいまここに現れたなら  そう教えてあげたい...................



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posted by narcis at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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